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50品目もの食材を盛り込んだお弁当が登場!

「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとりましょう」
「多様な食品を組み合わせましょう」
食生活指針等でよく耳にする言葉だ

食生活の乱れは、生活習慣病のきっかけを招く大きな要因になりうる。
しかし、多忙な現代人が、栄養バランスのとれた食事を摂取するのはなかなか難しい。

そんな中、スーパーの惣菜売場で何と「50品目」の食材を盛り込んだお弁当が登場したと聞き、早速取材に伺った。




売場に置かれているPOP
たんぱく質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルを
バランスよく含んでいることが一目で分かる
 
「食事バランスガイド」に基づき副菜重視の内容に

創業50周年を記念して3月1日から「50品目のバランス弁当」の販売を開始した(株)東急ストア。

栄養バランスのとれた食生活の手助けになれば・・・と厚生労働省、農林水産省が奨励する「食事バランスガイド」をもとに開発した同商品は、野菜を使用したいわゆる「副菜」が数多く盛り込まれている。

例えばある“マス”には、「子持ち昆布煮」、「五目豆」、「揚げちりめん」、「きざみつぼ漬け」が入り、使用食材数は占めて11品目也。

満足感ある低カロリー弁当が実現した理由

「今回の商品開発では、多品目の惣菜を入れ込む中で、使用する食材が重複してしまう場合が多く、アイテム数を増やす工夫が必要でした」と話すのは同商品の開発に当たった 惣菜部米飯寿司課 米飯担当佐藤さん。

例えば、煮物や和え物によく登場するカロテン豊富な人参は、1品目としてカウント済みとなってしまう為、限られた空間の中で重複しない食材をいかに投入するかに苦心したという。

そんな中でも実現が可能だったのは、「やはり和食ならでは」と佐藤さんは言う。

「副菜」のバリエーションが豊富であり、火を通すことで「かさ」が小さくなり、他種類の野菜の投入を可能にした同商品のカロリーは約620キロカロリー。

これは活動量の比較的少ない成人女性が必要な1日の摂取カロリー(1,800キロカロリー)の三分の一にあたる。

因みにこれだけボリュームのある弁当で、このカロリー数は驚異的な事と言っても過言ではない。

「50品目バランス弁当」780円
女性に嬉しいデザートもちゃんとついている
これからの季節は屋外でのランチにも・・・。




売場でもひときわ目立つ
「50品目のバランス弁当」
女性だけではなく男性にも人気。更に意外な受注も・・・。

当初同商品は、30代以上の女性をターゲットに開発された。
「少しずつ色々な物を沢山食べたい」需要はバイキングレストランの行列を見るまでもなく、常に女性の意識下にある。

しかし、今回の商品は女性は勿論、夜になると男性サラリーマンの購入も目立つという。これは、男性にも確実に健康を意識して商品を選ぶ人が増えてきたということの現れなのだろう。

更に意外な受注先として、店舗のご近所でのシニア世代の集会やちょっとした会合での「食事」としての注文が入る事が多いという。

同商品は780円とスーパーで販売される弁当としては高めだが、これにお茶を付けても1,000円で収まることから、これからのレジャーに最適な季節、更に「花見需要」等で更に受注が増えるだろう。

今後のスーパー惣菜・弁当に求められているもの

それにしても、見た目も内容もそして金額も「デパ地下並」の「50品目のバランス弁当」の需要が、日常的に最も身近なスーパーマーケットでもあることを見落としていた人も多かったのではないだろうか。

「『価格=価値』だと私共は思っております」と言う佐藤さんは、スーパー惣菜・弁当において、低添加物・低カロリー・栄養バランスの3分野は今後益々外せない開発の要となるのではと考えている。

消費者の方が情報が早い昨今、「目の肥えている人」、「味をよく知っている人」、「情報を持っている人」への対応が弁当・惣菜の開発現場で急がれている。


(株)東急ストア
惣菜部米飯寿司課 米飯担当
佐藤郁恵さん